オリジナルTシャツ作成時によく聞く(見る)けど、なぜオンス(oz)表記なの?

思い通りにプリントしたい! プロのワンポイントアドバイス

2014.12.01

オリジナルTシャツ作成時によく聞く(見る)けど、なぜオンス(oz)表記なの?

豆知識!?Tシャツはなぜオンス(重さ)で表現されているのか。

弊社サイトだけに限らず、プリントTシャツやオリジナルTシャツの作成会社さんのサイトを色々ご覧になったり、カタログを手にしてみた人が最初に疑問に思う所かもしれませんが、Tシャツやポロシャツ、スウェットなど様々な商品があるなかで必ずといって良いほど記載されている数値の一つにオンス(oz)があります。

 

オンスという表現は「重さ」を表現する単位として認識されています。
もちろん、それは間違いではありません。
でも、日本では「重さ」の単位としてはグラム表記が一般的ですよね。
だから、なおのことなんでオンスって書いてあるのかわからない!って話を時々耳にします。

 

実は、Tシャツってアメリカが発祥だと言われています。
そして「重さ」を伝えるために使っているのではなく生地の「厚み」をユーザーに伝えるために使われているのです。

この表現のことをヤード・ポンド法「オンス・パー・スクウェア・ヤード」といい、1ヤードx1ヤードの面積での重さをオンス表記しています。
ちなみにグラムで表記する場合は1メートルx1メートルでの面積基準で何グラムか?という事になります。

商品を選択する際に判断する材料の一つとしてこういう情報がありますが、数値の大きい方が厚くて丈夫、少ない方が薄くて弱いと一概に決めつけてしまってはいけません。
確かに数値の大きい方が厚く丈夫ですが、伸縮性が犠牲になっていて着心地はあまり良くないかもしれませんし、
逆に少ない方でも薄くてぺらぺらなものもあれば最近はそこを改善して、薄手なのに上等な製品もちらほらとあります。


また、これは価格にも影響がありますので用途によっては重点をおくポイントが変わってきますよね。
更に、その他の情報として糸の種類や太さなど様々な要素もありますが、あくまでひとつの目安としてオンスという表現を知っておいていただければと思います。
以下の情報もご参考にしていただき、ご相談やご不明点等についてはお問い合せフォームもありますのでお気軽にご相談くださいませ。

 

~4.9オンス級の特性。
4.9を下回る製品の特徴としては、薄手からやや厚手くらいの製品が多いです。
比較的安価な物も多く、イベントなどで使い切りにする場合や予算が限られている場合によく使われています。
また、薄手なのがメリットとしては夏場は涼しい、冬場もアンダーウェア代わりにつかえるため年中活用可能です。

 

5.0~7.9オンス級の特性。
各メーカーによって多少呼び名は異なりますが一般的にはヘビーウェイトなどと呼ばれる厚手生地の定番格の商品が多いです。
生地もしっかりしているため、型くずれにも耐久性があり飲食店のユニフォームなどといった繰り返し使う用途にもオススメのアイテムです。
また、6オンスを超える製品はスーパーヘビーウェイトとも呼ばれ重圧感もありTシャツの中では最高クラスの厚さとなっています。
夏場は厚く、暑いと感じる人もいると思いますが、下着が透けたりすることを気にする女性の場合はこういった厚手の製品を選ばれる方も少なからずいらっしゃいます。

 

8.0オンス以上の特性。
ここまでくるとTシャツではなくスウェット(トレーナー)やパーカーなどの製品になります。
裏毛や裏起毛などの製品がおおくなり、保温性の高い製品が多くなります。
夏場にTシャツを作成された方から冬用にトレーナーが欲しい!といったご依頼もあります。
多くの場合、初回のTシャツ作成時に作成した型が使えるパターンが多いため生地代としてはTシャツより少しコストアップしますが、型代が節約できるパターンも多く発生しております。

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